讃岐(さぬき)うどん食いまくりツアー(2000年)その9
次は、ネギが切れると裏の畑で自分で抜いてこないといけないという、究極の讃岐(さぬき)うどんセルフ店『中村』である。ただ、この中村もたいがいわかりにくい。というか、わからん。事前に地図で住所と照らし合わせて調べてあるにもかかわらず、ドラム缶が目印だと書いてあるにもかかわらず、見付けられん。
とはいえ、讃岐(さぬき)うどん食いまくりツアーの客は増えているようで、同類が何人かいた。そのうちの一組、岡山ナンバーの一家が教えてくれたところによると、「止むを得ない事情により休業します」という張り紙がしてあったそうだ。
事前に電話して、今日は営業しているという確認を取ったから来たのに、休んでいるなんてひどいと彼らは憤っていたが、恐らく、裏の畑のネギが切れてしまったのだろう。
ま、現に休んでいるのだから何を言っても仕方がない。次の目的地・超山奥の讃岐(さぬき)うどん屋「谷川米穀店」に向かう事にした。岡山の一家は讃岐(さぬき)うどんの聖域・山越に向かうと言っていたので、ダダ混みでない事を祈りつつ、人の事より我が身の心配、開いてるんだろうな、と思いつつ、山奥に向けて出発した。